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プロジェクションマッピングのつくりかた(3)〜あるいは教育とデジタル制作についての〜

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プロジェクションマッピングを取り巻く状況は、とても早いスピードで変化し続けています。
目新しい演出であったものがあっというまに陳腐化していくなど、更新と進歩が常に求められて当然という状況のなかでは、クリエイターに求められるスキルやアイデアもどんどんと先天的なものを取り入れていく必要性に迫られます。

一方で、プロジェクションマッピングを始めとした「コンピューターやスマートホンの画面だけに収まらない映像や演出」という可能性に様々なものがリンクし始めてきているのも感じます。近頃少しずつ言葉が知られつつある「物のインターネット=Internet of Things (IoT)」とも共通した分野であると考えています。

プロジェクションマッピングは、「スクリーンでない場所を投影場所にする」という手法ですが、IoTとは「パソコン・スマートホン以外の物をインターネットの端末にする」という手法の一つとして注目されています。

これら2つが組み合わさると、「スクリーンでないどのような場所も、インターネットにつながったものになり、パソコンスマートホンだけでなく、さまざまなものを使ってコミュニケーションすることができる」という、なんだかファンタジックなことが出来そうな組み合わせになります。

想像の世界を現実のものにするには、クリエイターやプランナーによるひらめきと、それを形にするための技術や、多くの人に楽しんでもらう快適な環境を準備するための制作の役割が必要になります。

まだ誰も見たことのない世界を切り開いていこうという時に、足元で大事にされなければならないことがあります。それは歴史上どの時代どの局面に置いても共通ですが、「教育する」「学ぶ」ということが重要になる局面でもあります。

プロジェクションマッピングのイベントを制作・運営する一方で、この学びの場を作っていこうという考えからプロジェクションマッピング・ワークショップを行っています。またそれにともなった、デジタル演出手法についても、大学・専門学校・一般にむけて、不定期にワークショップを行っているのも、こういったことに興味のある人々との交流の機会を増やしていきたいという想いにほかなりません。

学ぶ機会があれば手近にあるものを使って、また、既に知られたものもあまり知られていないものも、教える側教わる側の区別なく、さまざまな意見やアイデアを出し合って学ぶことができます。

これからの新しいデジタルメディアを支え、制作し、運営していく人材が増えていくことが、ファンタジックなことを実現するための基礎となっていくのではないでしょうか。

 

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